返報性の法則

リーダーシップ

組織で成功していくには

引き続き、リーダーが周囲から信頼を獲得するために、何が求めらるのか?をテーマに述べていきます。

組織で成功していくために必要なことは、どのようなことが挙げられるでしょうか?

その職種・職位に求められるスキルを継続的に磨き、高いレベルのものを獲得していく。

過去の体験や環境などから形成された、ものの見方・考え方であるマインドセット。
このマインドセットを、状況変化に合わせて柔軟に変化・進化させていく。

磨き、進化させたスキルやマインドセットを土台にして、求められる業績成果を上げる。

こうしたことは、リーダー層だけでなく、どんなビジネスパーソンにおいても求められることでしょう。

欠かせない重要要素

そして、もう一つ組織で成功していくために欠かせない要素があります。

上司、部下、同僚、他部門・部署のメンバーといった組織の仲間から、
「こいつのためならば一肌脱ごう。」
「この人が言うなら協力しよう。」
といったように、高いレベルで協力が得られるかどうか?
によるところが大きいと思います。

この周囲からの協力を得るには、もちろんさまざまな要素があると思いますが、私は人間関係の一つの原理原則に則ることが最も効果的だと考えています。

人間関係の普遍的な大原則

それは、「人間関係は、与えてから与えられる。」心理学でいう返報性の法則です。

人間関係は鏡のようなものですね。
相手が自分のことを褒めてくれれば、相手の美点・長所に意識が向かい、自分からもプラスの発信を行う心理になりやすくなります。
自分の話を真摯に傾聴してくれれば、相手の話にもじっくりと耳を傾ようという気持ちになります。

この法則に則り、シンプルに言えば、

・困っているメンバーがいれば、できる範囲で援けていく。
・落ち込んでいる人がいれば、勇気づけの言葉をかける。
・部下が将来に亘り給料を上げ続けていけるように、育成目標を設定して、できる範囲でさまざまな働きかけを行う。

類似の表現で言えば、「情けは人の為ならず」。仏教の世界で言えば「自利利他」という概念があたります。

リーダーが信頼を得て、リーダーシップを存分に発揮していくための重要要素の一つであると思います。

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